スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

稽古場レポートその3 「これは究極の愛なのよ!」

つんざき
稽古場レポートその3 「これは究極の愛なのよ!」

「つんざき行路、されるがまま」演出助手の山本タカが稽古場レポートの第3弾をお送りいたします。

 稽古10日目、『つんざき行路、されるがまま』その全貌が姿を現しつつあります!

 次第に熱を帯びる稽古場。俳優さん達は日々自分の役への理解を深め、台詞の一つ一つが説得力を増してきています。初めまして、で探り探りだった相手役とも呼吸が合ってきて、舞台上でも互いを信頼しながら刺激し合い、非常に楽しそう。座組に脂がのってきた証拠です!

 稽古は、大まかにシーンの流れを追う段階から、細かな脚本解釈・役作り・設定を深めていく段階へと移っています。木野さんの演出も日を追って激しさを増し、脚本解釈を進めラストシーンまでたどり着いたときに「これは究極の愛なのよ!?」という言葉が発せられました。

 これはいったどういうことなのか!?

 今回は、そんな炎の演出家・木野花さんと福原充則さんの脚本についての稽古場レポートです!

 『つんざき~』は突如失踪した妻(高田聖子さん)を夫が(粟根まことさん)探しに行く物語。
 何故、妻が失踪したのか、妻はどこへ行ったのか。
 妻を捜しながらながら夫のわかったことはただ一つ、『妻は口笛だったのだ!』


 発端は、福原さんとの最初の打ち合わせ。
 「人間が人間じゃないものと結婚する話はどうだろう、鶴の恩返しみたいな。」と木野さんが提案し、それに福原さんが「それ、僕もやりたいと思ってました!」
と応えたいう運命の巡り合わせのような偶然を経て出来上がった今作。
そして蓋を空けてみたら、結婚相手はなんと口笛だという!

 さすが福原充則と言わざるを得ない、思わず手を打ち舌を巻く設定。
 個性豊かなキャラクターの数々、我々を果てしなく遠い場所まで連れて行ってくれる世界観は健在です。しかし、今回は激しくも切ない、大人の恋愛が描かれているのが大きな特徴。さて木野さんの言う「究極の愛」とは!?


 そんな福原さんのセリフを、ト書きを、木野さんは、非常に大切に、丁寧に繰り返し掘り起こしながら、演出をしていきます。
 「基本的には、脚本を一字一句変えずに俳優に言ってほしい」というのが木野さんの信念。作家への信頼と尊敬が伺えます。一見荒唐無稽に見えるセリフでも、その一言一言から脚本を読み解き、深く作品を理解して共有する。木野さんの発する言葉で、稽古場は毎日発見の連続です!

 稽古場は、さながら木野さん監督の全員野球。俳優を巻き込み、コミュニケーションをとりながらシーンを作ります。


 木野「今、どういう気持ちだった?」
 俳優「これこれこういう気持ちです」
 木野「なるほど。それはなんで?」
 俳優「こういう経緯があったから、こういう気持ちで。」
 木野「なるほどね。……それだったらもっと重大だよね?」
 俳優「そうですね。」
 木野「じゃあもっと大切にその言葉、投げかけてみようよ。」


 俳優を強く率いながらも置き去りにしないので、全員が前のめりに作品作りに挑みます。
 稽古場が常に明るく、前向きであるのも、木野さんの竹を割った様な性格(演出助手の私見です!)が原動力ではないのかと思っております!

 歯ごたえたっぷりの福原さんの台本と格闘しながら、作品はどんどん濃くなって行くことでしょう!!
芝居も座組も脂がのってきた『つんざき行路、されるがまま』!!


 次回は、俳優レポート!「素敵な五人組!」をお送りする予定です。


公演情報はこちらから:◎公演情報◎
Twitterもやっています!⇒●twitter●


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

月影 番外地

Author:月影 番外地
月影番外地 公式ブログ
2016年12月、その5『どどめ雪』公演決定!
日々の稽古の様子や最新情報など、こちらで発信していきます!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。